今日は東京フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会の日でした。
どれも1800年代後半の曲だったので私の好みではないのですが、やはりオーケストラには癒されます…。
ただ演奏中に携帯が鳴ったのは残念…。私の斜め前のオバチャンが大慌てで鞄をガサゴソ。かなりやかましい音を立てながらなんとか携帯を切っていました(苦笑)
私の隣のサラリーマンがかなり大袈裟な舌打ちをしていました。それもどうかと思いましたが(笑)
さて、今日は久しぶりに小説を一本ご紹介。
私は宮部みゆきさんの大ファンです。推理小説からファンタジー、時代物まで色々と読ませていただいていますが、今日は少年少女が奮闘する私好みのファンタジー小説をご紹介します。
この間ブレイブストーリーが映画化されましたが、あの作品以外でも宮部さんはファンタジー冒険物を書かれています。その一つに「ICO-霧の城-」という作品があります。
これは宮部さんのオリジナルではなく、イコと呼ばれる少年が活躍する同タイトルのゲームの小説版です。
ゲーム好きでも知られる宮部さんが、このゲームに惹かれて書いたものらしいです。
ゲームは、BGMも無くホントに静かで、イコもほとんど喋らないんですが、小説はそれとは反対に、イコが喋りまくり、かなりせわしなく立ち回るので、ゲームのファンにはなかなか受け入れられないようです。
私もゲームをしてから読んだんですが、もともと青春小説が好きなせいか、全く気になりませんでした。
ストーリーは、頭に角の生えた少年イコがいけにえとして霧の城に連れていかれ、その城に捕らえられていた少女と一緒に逃走劇を繰り広げる話しです。
これはものすごい簡略化したあらすじで、実際にはもっと色々詰め込まれている大作です。ブレイブストーリーの単行本の一冊分といった感じです。
本筋はゲームと同じですが、こちらにはゲームでは描かれていないストーリーがたくさんあります。
例えば、ゲームではイコが城に連れて来られたところから始まります。しかし小説ではそこにたどり着くまでに、大分ページ数があります。
実のところゲームは、全くと言っていいほどバックグラウンドが明かされずに話しが進みます。
想像なのか取材をした上でなのかわかりませんが、宮部さんの作品では、持ち前の緻密な人間?関係とその他の細かな設定が活かされており、とても読みごたえのある作品に仕上がっています。
イコが、幼いながらも必死に、誰かもわからない、言葉も通じない少女と一緒に脱出を試みる姿にはぐっときます。読みながら応援したくなるほど健気に頑張るんですよ、彼は(笑)
頭を使って仕掛けを解きながら進み、時に襲ってくる影の怪物と闘い、最後はラスボスたる女王との一騎打ち。ホントにぼろぼろになりながらも再び生まれ育った村に帰るために、少女を城から解放するために健闘するイコの姿を、是非お楽しみください!